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2017年1月31日
IWP Aurora インパクト重視?それとも木質感を追求?
IWP AURORAドア-その成り立ちと魅力
木製カスタムドアが源流
欧米では歴史のある建築物に使われいたドアや窓を修復・再生して、建物本体の改修後に、再び用いる事が多くあります。例えば教会のステンドグラスが滅多なことでは新品に交換されず、50年100年単位で延々と使い続けられるのは、私たち日本人にも想像できる世界だと思います。古き良き時代のものを出来る限りそのままの姿で維持しようとする努力は、まずそのものが美しく、多くの人が価値を認め、未来に残したいと考える事で繋がっていく美しい連鎖です。
IWPのデザインの源流には、職人が時間と技を注ぎ込んで造る「カスタムメイド・ウッドドア」があります。歴史や伝統の中から生まれたドアや窓の”価値を継承する”ために、オリジナル(原型)の持つ雰囲気や色・重さ・カタチに限りなく近づける事がその目的です。アメリカ本国ではいわゆる”オーダーメイドドア”は、古くなって傷んだ木のドアの交換用としてだけではなく、既製品で対応できないサイズやデザインを実現するために、また雰囲気を変えても重量感やステイタス感を変えないようにするために、現在も職人の手によって作られ、様々な現場で活かされています。
なぜファイバーグラスで作るの?
「IWP AURORA」には実は同じカタチをした”本物の木のバージョン”が存在します。職人が一から造ったドアを塗装して仕上げればカスタムウッドドアに、同じドアから「型」を取ってガラス繊維と樹脂で成形したものがカスタムファイバーグラスドアになります。前回記事でもお伝えしましたが、単なる型取りで量産される製品とは違い、木目やフシの表現、仕上げ段階での色の調整などが相まって「本物の木以上」に個性があり、見る人に大きなインパクトを与えます。
・・・では木のドアと比べて何が違うのでしょうか? 木で作るドアには必ず「継ぎ目」が存在します。1本の丸太から削り出して作る訳にはいきませんので、縦・横の框(カマチ)の接合部分や鏡板と框との境目、ガラス押え縁などに「隙間」があります。ファイバーグラスドアにはこのような湿気や雨水の入り口となり得る「隙間」がほとんどありません。
表面は一体形成されたパネルで完全に覆われ、四周の框内部には丈夫な積層合板とハードウッドが、鏡板内部には高密度発泡ポリウレタンが封入されているため、湿気や雨水が浸入しづらく、いつまでもその形状が保たれるのです。 もちろん、長年の使用で塗装には劣化が生じ、ドアそのものも一生涯使えるものではありませんが、木製ドアの大敵である”水の浸入”を構造的に防いでいる点で、ファイバーグラスドアにアドバンテージがあると言えます。
木にはそれぞれ違った木目の表情や香りがあるように、ファイバーグラスには耐久性や安定性があります。それらが非常に高いレベルで融合しているドアが「IWP AURORA」なのです。
国内の事例紹介
▼大阪G邸
全体がモノトーンの建物に似合うシックな色使いのドア、組み込まれたアイアン格子は間近で見るとその太さに圧倒されます。
A5037 Clear Alder Woodgrain, Georgian Grille, H6′-8″ (サイズ等によってデザインが多少異なります)
▼神奈川K邸
白く彫りの深いドアはその大きさと相まって存在感を放ちますが、七色に反射するガラスが女性的な雰囲気も醸しだしています。
A465 Paint Surface, T Glass, Optional Carving, H8’-0” (サイズ等によってデザインが多少異なります)
デザイン選定のポイントは?
▼エステートコレクション▼
一つの基本デザインを豊富なオプションで数十パターンに発展させられるシリーズ、派手さよりも重厚感や年代感を演出して楽しみたい方に。こう見えて内外観のテイストをあまり選びません。
デザインキーワード: ラスティック、オールドワールド、アルダー、マホガニー、アイアン、木質感
▼クラフツマンコレクション▼
工芸職人の技が光るシリーズ、シンプルなシェイプに印象的な造形のステンドグラスをマッチさせたドアは、こだわりの原点が分かる通好み。外観のトータルデザインもお忘れなく。
デザインキーワード: シェイカー、ミッション、アーツ&クラフツ、ウィリアム モリス、英国アンティーク
▼クラシックコレクション▼
高級感を重視、前衛的なデザインのカットガラスからオーソドックスなパネルドアまでデザインの幅が広いシリーズ。IWPの真骨頂である ”重厚感&素材感&インパクト” の全エッセンスが詰まったドア。
デザインキーワード: エレガント、コンテンポラリー、ステンドグラス、ジンク(シルバー)、ブラス(ゴールド)
▼オプショナルパーツ▼ ※対応するドアはお問い合わせください
エステートシリーズをより個性的に見せるアイアンクラボス(鋲)&グリル(格子)の各パーツ、シンプルなガラスドアに深い表情を与える柄付きガラスや色付きガラス、ステンドグラスのケイミング(金属バー)のカラーバリエーションなど、IWPには様々なオプションがあり、選ぶ人の色やカタチのセンスで多彩な見せ方が可能です。
IWPオーロラドアの魅力をご理解いただけましたでしょうか?スペックや写真だけでは、本当の良さはとても伝え切れません。「他のドアと比べて漂う雰囲気がどこか違う・・・」もしそう感じていただければ、最高峰のファイバーグラスドアが持つ魅惑の世界への第一歩です。お問い合わせをお待ちしています!
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